前回までは、ラズベリーパイとモジュールの接続の方法や、仕組みなどを説明してきました。まだ、見ていない方は見てみてください。
今回は、実際にPythonのコードとどんなことに気を付けてコードを書いたかを残していきたいと思います。
おしながき
- 使うライブラリ一覧
- メインのコード
- LINEを送信するためのコード
- MFRC522を読み込むためのいろいろなファイル
- まとめ
以上5本立てでいきます。
使うライブラリ一覧
今回使うライブラリは
これらが使用するライブラリになります。timeやsysといった有名ライブラリはanacondaパッケージに入っていますが、line-bot-sdkといったマイナーなライブラリはパッケージに入っていないので、ターミナルやコマンドプロンプトからインストールしましょう!
メインのコード
import linebot2
from time import sleep
import sample
memberlist={'000000000000':'20e18AA','1111111111111':'20e18BB','222222222222':'20e18CC'}
#memberlistには'タグの12桁':'管理したい学籍番号'の順番で記述
membercount={'20e18AA':0,'20e18BB':0,'20e18CC':0}
#membercountは入退室を管理する番号
while True :
id_num = sample.read()
print(id_num)
number= str(id_num))
print(memberlist)
try :
input_count = memberlist[number]
#print('input_count:',input_count)
#input_count(学籍番号)
for i in membercount.keys() :
if input_count == i :
membercount[i]=membercount[i]+1
if membercount[i]%2==1 :
message=i+'入室しました'
linebot2.main(message)
print('Complete')
sleep(3)
break
else :
message=i+'退室しました'
linebot2.main(message)
print('Complete')
sleep(3)
break
else :
continue
except KeyError:
input_new=input('新しく登録しますか?_はい→1いいえ→2')
if input_new=='1':
input_name=0
input_figure=input('学籍番号を教えて下さい(半角英数字)')
membercount[input_figure]=input_name
memberlist[number]=input_figure
print('登録できました')
sleep(5)
continue
else:
print('はじめからやり直してください')
sleep(5)
Continue
この長いのが今回のメインのコードになります。前回のブログでの登録していないタグが来たときにも、新しく辞書に追加できるように仕様を変更しました。基本的にはwhileで回しながら、分岐をしていく簡単なものです。書き方がかなり乱雑ですが、一応動きます!
LINEを送信するためのコード
import json
from linebot import LineBotApi
from linebot.models import TextSendMessage
file=open('info.json','r')
info= json.load(file)
CHANNEL_ACCESS_TOKEN=info['CHANNEL_ACCESS_TOKEN']
line_bot_api=LineBotApi(CHANNEL_ACCESS_TOKEN)
def main(message):
messages=TextSendMessage(text=message)
line_bot_api.broadcast(messages=messages)
{CHANNEL_ACCESS_TOKEN":"ここにアクセストークンをペースト",
"USER_ID":"ここにユーザIDをペースト"}
ここでは、LINEを送信するためのコードになります。ポイントはJsonファイルを使用しています。JsonファイルでユーザIDとアクセストークンを保存することで、スマートになるのかなと思います。
Pythonファイルでは、Githubに公開されているものから使用する部分を残したものになります。一つ変更点があります。、公式ドキュメントの例では、「line_bot_api.push_message」となっていますが、「line_bot_api.broadcast」に変更することです。push_messageではUserIDの1番先頭の人にしかLINEが送られません。今回は、複数名に入室のLINEを送信したいので、push_messageでは要件に合いません。しかし「line_bot_api.broadcast」に変更することによって、全員に送信することになるので、非常に便利です。
MFRC522を読み込むためのいろいろなファイル
この隣のファイルは前回のブログでも紹介したGitHubのファイルになります。前回のブログからダウンロードした場合にはダウンロードは不要です。このファイルの中には追加でSample.pyのファイルがあります。そのファイルは今回の「入退室システム」用に引数や、return値をいじったものなので、使用する際には活用していただけたらと思います。
まとめ
以上が「入退室システム」のコードになります。繰り返しになりますが、コードの書き方が綺麗ではなく、見にくい箇所や回りくどい書き方や間違っているが多々あると思います。そのときには、良い感じにしていただいて使っていただけたらと思います。
一つの作成を通じて、Pyhtonだけでなく、LINEについて、ラズベリーパイについて、たくさんの学びにつながりました。教育学部技術科の範疇は超えているかもしれませんが、このような学びを行うことができて良かったと思います。
以上で「ラズパイを用いたNFCリーダの作成」終了です。
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